2011年1月31日月曜日

木村達哉先生講演会詳細

灘高校の紹介
東京大昨年度学合格者103人(昨年度実績150人ぐらい受験した中で)。しかし、近年、不景気により東京大学にこだわらずに関西にとどまるケースが増えてきた。ただ、都市の規模で言うと日本で二番目に大きい都市は横浜。

木村先生の授業について
授業中の飲食オッケーにしている。糖分や水分の補給は認めている。授業中にスクワットや腕立て伏せもさせるから。しかしご飯、せんべい、ガム禁止。勉強に必要なものは「集中力」灘高生の自宅での平均学習時間30分。しかしこの中でいかに集中しているかが重要。ただ、学校に放課後残って2時間ぐらいはやっているかもしれない、とのこと。

英語学習について
英語を勉強するにはまずスタート地点の確認が大事。自分が英語の力が現時点でどれぐらいあるのかを把握する必要性がある。スタート地点もゴール時点も人それぞれであっていい。ネイティブレベルを求める人と、1週間後に海外旅行だから急場しのぎでなんとかしたい人では取り組める学習法も変わってくる。しかし共通して言えるのは「単語を覚える」というのはどのレベルでも必須であるということだ。
昨今「TOEIC」が英語の能力を測る物差しとして取り上げられることが多いが、TOEICで英語のレベルははかることが難しい。TOEICがその人の英語力をはかる物差しになるとは限らない。

英語の「土台」とは?
1)単語・・単語を知らなければ英文を読むのは無理。
中学校1年生の英文。What’s that?  This is a pen. ペンが何なのかを尋ねるのは非現実的。よほど一見してそれがペンであることが分からないペンが存在すれば別であるが。What’s ~? という構文自体は大事であるが、コンテンツが大事。
生活で使えるシチュエーションを考えるなら例えば、
A:「これ何?」
B:「これは新型の冷蔵庫でね・・・(以下説明)」
この方が話が膨らむ。それどころか、自分の生活や身の回りにある物さえ英語で言えない。英語力のない生徒の問題No.1は単語力のなさ。「身の回りの単語を覚える」「覚えながら使う」これ大事。
2)文法・・何らかの試験にパスするなり、スコアを目的にするなら必須。
3)読書・・一年間に何冊本を読めるか。人の話を聞くとか文章を読むとき、読書量の少ない生徒は途中で力つきる。構文分析で終わる生徒は、第一段落の内容ぐらいまでは覚えているが第2段落ぐらいからないようについては忘れてしまい、構造分析ばかりに気がいってしまい、設問を読んだ後にまた本文を読み直さなければならない。
第一段落を読み終わった時点でその後にどんな話がくるのか推測するはずである。こういうことができるようになるのが「読書量」に左右される。「全体」としてどれだけ読めるか、聞けるか、が読書量。

受信力を高めて発進力を高める
Writing        Speaking      Output

Reading       Listening      Input

読めるようにしてから、書かせる。
意味が即時に言えるようにしてから書かせる。
この原則は非常に重要だと思った。また、ライティングに関しては灘高校でも3年生から扱い、1・2年生では徹底的にインプットを与えているようだ。しかし、単語レベルが終わった後でフレーズで丸のまま覚えているので、アウトプット活動につながる可能性が高い。

Input > Output  受信ができるようになって初めて発信できるようになる。
母語に関する常識であるが、外国語学習でも同じ。母語で今まで
言ったことがない文を発信できるのはそれまで膨大な量の
日本語を吸収してきたから。英語でも例文の一部分をかえる英借文で
かなりのことが言えるようになる。

日頃の授業での活動を紹介
 灘高校では一週間に100語覚えさせる。
ユメタンの1セクション100語をまずは音声でクイックレスポンスできるようにさせる。授業外で生徒がどれぐらいやってくるかが鍵だが、やればできる。やらないからできないというのがはっきりしている。(カラオケで非常に複雑な曲を生徒たちは簡単に歌えたりする。これは繰り返しの賜物である意外に何者でもない。とするならばクイックレスポンスも繰り返しが大事である)

旧来の単語の覚え方
日本語の単語と英語の単語を1:1で覚えるやり方ではすぐ忘れてしまう。単語を「絵」として認知して覚えているので読めない。単語を書けなくてもまずはその単語を正しく発音できるようにすること、そして日本語で言われたらそれを即座に英語で言える、この訓練が必要。

月曜日
「読める」レベルに持っていかなければその後その生徒がその単語を
単語100個読むのに2分半しかかからない。
2回目:Quick response 読んで、意味の分からないもの・発音ができないものにレを入れる。知っているものは新たに覚えなくてもいい。弱点をつぶす学習法を生徒に身につけさせることは重要。10分で4回できる。覚えていない=やってないだけ。

火曜日
文・フレーズの確認 一つの単語にフレーズが2つずつ付いているので、1ローテ目は上のフレーズを覚えてこさせる。
生徒のHW:→繰り返しCDを聞いて発音して覚えてくる

水曜日
CD 日本語を聞いて、英語で発音させる Quick Response 100words で5分
単語→フレーズ/文のレベルまで。


リスニングで聞き取れない理由
1)知らない単語がある
「あかさかみつけ」が何なのか、地名なのか人名なのか、日本語でさえ「知らなければ聞き間違え」する。語彙力の強化=聞けて、発音できて、意味が分かる単語を増やす。最悪アクセントはあってれば、発音はOK。子音の学習も大事ではあるが、末尾に母音をおかない単語だけ気をつけていくようにする。

2)練習のときにものまねできるか。照れや頑固でまねできない人はのびない。

3)早口:速さというのは相対的なもの。自分のナチュラルスピードが速まれば、遅く聞こえる。また、音のつながり(子音が二つ並んだときのthは消える、など)

ディクテーションで自分の弱点を洗い出し
速音読で回数をこなす。(正しい発音でできるだけ早く)

学習した文章の一部分をかえて違う文章をたくさん練習する。

受信力を高めれば、発進力は自ずと高まる。(基本文を沢山インプットして、未知語や表現を自分で取り入れていけば、発信力が勝手に高まる)その言語を使って誰かとコミュニケートできなければその言語を使う能力は0であるのと同義である。

言語を「使う」
スピーキング力を高めるには「話すこと」
1日1時間英語アワーを作る。つぶやきも英語。分からない表現が出てきたら日本語をメモる→後で英語で調べる。その場面に戻って英語で発音できるように練習をする。

<感想>
進学校だろうと実業高校だろうと「音読」が必要なことには代わりがない。また使えるようにするには使わせなければいけないが、使わせる前に徹底的にインプットする量を確保する必要がある。単語については音声CDがついているものでないと、この指導ができないと思うので音声CDが各教科書会社、安価または無料でダウンロードできるようにするなど配慮していただきたいと思う。(それがないからアルクとかの教材を使わなければならない、などなんか違う気がするのだが)

2011年1月30日日曜日

初生木村達哉先生

今日はNHK文化センター@栄にて木村達哉先生の講演を聴きに着ました。
わくわくです。また詳細はアップします。

2011年1月28日金曜日

来年度への中期目標(修正ありかもしれないけど)

英語プレゼン大会「1000 English Speakers」
http://techwave.jp/archives/51572641.html

このイベントは非常にいい試みであると思いました。
英語ディベート大会というとどうしても「英語が流暢な子」か「英語に興味がある子」がベースになりますが、この活動を取り入れられれば「伝えたいことがあるけど英語が・・。」という子にとっては伝えたいことがすでにあるのでそれを英語にするにはどうすればいいかというdeliveryの部分の指導になると思うのでより効果が高いと思いました。

(英語ディベートの負担になる部分は「どう考えればいいのか」というcontentsの指導が大きいと思うんですよね・・・。)

  情報系の子供たちはこういうコンテンツのマーケティングとかプレゼンをすればいいし、一般の子達は進路や将来の職業像や夢についてプレゼンを作らせるというのもいいかもしれません。一人一人発表するのはクラス単位でそれはビデオ撮りして、全体発表はクラスの代表にするとか・・・。なんかできないでしょうかね。(優勝者をこの大会に出すぞ~!とかね)

それにしても、トレーニングされているとはいえ、こういう気合の入った大人たちのプレゼンテーションを見て、子供達がなにかインスパイアされたらいいなぁとおもっています。

How cute she is.

Quotes of the Day





"I am so happy to be the first Chinese player to be in a final — I didn't sleep very well last night, my husband Shan Jiang was snoring and I was waking up every hour."
LI NA,
Chinese tennis player, after beating world number one, Caroline Wozniacki, at the Australian Open to become the first Chinese player to reach a Grand Slam final

2011年1月24日月曜日

Youtubeのダウンロード法(2)

お勧めサイト
http://www.keephd.com/

Youtubeで気になった動画のURLを入れてクリックして進めていくと、5つのタイプの動画を選択できます。High Qualityの動画をダウンロードできる点でYoutubefireよりも使い勝手が良いかもしれませんがJavaがインストールされている必要があります。入ってない場合はダイアローグにしたがってJavaアプレットをインストールすれば使えますのでインストールしてください。

ディベートのあり方~効果のある活動のために~

靜哲人先生のブログを読んでたらディベートについて記述がありました。ディベート大会に出てて、「(大人としての自分が)こんな事言ってたら参加してる子供たちはどう言うか分からないけど・・・」と思いつつ自分が考えていたことを結構ずばり言ってもらってる気がします。

(以下引用)ディベートはその目的とルールと、判定基準からして、必然的に、聞き取りにくい日本人英語による屁理屈の早口まくしたて大会になる。(引用終了)


うーん。
今年、何度か目にするチャンスのあった(できなかったが)中川さんのアーギュメントは聞き取りやすかったんですが、それにしても「早口まくし立て大会」は言いえている部分がありますな。立論に時間制限だけでなくて文字制限か語数制限を入れても良いんじゃないですかね。ニュースなら1分間に200語が目安というならば、それ以下というめどがつくわけで、その限られた範囲内でどれだけのことが伝えられるか、提示資料などをつかっていかに口頭での説明を省けるかなど、考えられるかと思うので、そのあたりも再考の価値はあるかと。(そうなると、原稿の提出なども必要になるか。)

まぁ、「ディベートをやりたい」というのは相当現場でも限られている生徒でしかもそれなりに「自信がある生徒」であるわけで、そういう生徒が課外活動でプラスアルファでやるにはもうどれだけ活動してもいいと思う。授業の中でどれだけ取り入れられるかというと、10分間ディベートとか3分間ディベートなどをやらせて授業が成立するなら帯活動として継続的に行えばspeaking力(chattingではなく)が伸びるとは思う。(かなりスモールステップを積まないといけないが)

あとよくよく考えると、普通の生徒でなくて、スーパーな生徒のみが参加するディベート大会なら早口まくし立て大会でもいいのかもしれない。ただ、普通の英語教員である自分はちょっとついていけないんでしょうが・・・。しかしそれとディベートという活動とは本質的に違う気がします。「討論をする」という活動をやらなくていい、というのと「早口まくし立て大会」を推進すべきだというのは同じ意味ではないと、自分の中ではそういう結論に至りました。


http://cherryshusband.blogspot.com/2010/06/blog-post_26.html

「English Teachers」

そんなに聞き取りにくくないし、内容も考えさせられます。
http://www.youtube.com/watch?v=2O0E0emU85w&feature=player_embedded

facebookファンページ
http://www.facebook.com/englishteachersseries

2011年1月23日日曜日

DATA01続報

秋かぁ・・・だいぶ先だなぁ。
しかしバッテリーが弱ってるのは分かるがデータカードさしてモバイルできんぐらい電力消費が激しい・・・。

以下引用

一方のWiMAXの方は、事業者の変更はできない。このような事業者が限定されているWiMAX端末は逆に珍しい。ニーズは少ないと思うが、白ロムWiMAX端末として使えないのはちょっと残念だ。
ちなみにドライバ・ユーティリティともに、現時点ではWindowsパソコンのみの対応となっている。今秋にはMac OS Xにも対応する予定だ。(引用終了)
ソース
http://k-tai.impress.co.jp/docs/review/20100722_380403.html

手っ取り早くYoutube→DVD!という方は・・・

Free Video 2 DVDというソフトを使えばほぼ直感的にISOファイル作成→焼付けまでいけます。
1.Youtubefireを使ってダウンロード(形式はFLVで良いです。編集をする場合はwmvで落として、ムービーメーカーで編集→書き出しの作業をします)。


2.Free Video 2 DVDでファイルを読み込んで、あとは手順に従って焼くだけです。
かなり直感的に、考えずにできるインターフェース
「参照」をクリックして追加したいファイルを指定します。

「出力フォルダ」はデスクトップで良いと思います。ライブラリしたい人は任意のフォルダにどうぞ。

プリセット値は最大出力サイズがDVDに収まればできるだけ高画質のほうがいいんじゃないでしょうか。当然、画質と焼きあがる速度は反比例します。
(多分)

で、DVD作成ボタンを押せばいいんですね。簡単です。ファイルが出来上がればFree DVD Video Burnerという付属ソフトが立ち上がるのでDVDを入れて焼いてください。


ただ、トランジションとか凝ったことをしたければ、ムービーメーカーでファイルをいじってからこちらのソフトに入れることになると思います。

ムービーメーカーの使い方は

今回の材料です


windows ムービーメーカーの使い方

ムービーメーカー(window標準)にせよ、i Movie(mac標準)にせよ、仕事の手順はほぼ同じ。まぁ、多少「無料でできるレベル」が違うんですが・・・。前置きはさておき。

今回の課題は「無料でYoutubeから入手したファイルを編集して一本のムービーにする」です。

作業手順

  1. 動画ファイル(クリップ)の読み込み。
  2. そのクリップをタイムラインに配列。
  3. 編集(効果、文字の追加、部分カットなど)
  4. 動画として書き出す(DVDに焼付けまで、かな)

ざっと、こんな感じでしょう。

では手順を追ってやっていきたいと思います。

1.まず、動画ファイルの入手→変換です。
youtubeから動画ファイルをダウンロードする方法はYoutubefireを使うんですが、このキーワードで「ピピン!」と来ない人は下記を参照してください。

FVLからmp4への変換on Mac



ただ、ここでダウンロードできる形式はFVL形式なので、ムービーメーカーで編集するには対応するファイル形式に変換する必要があります。ただ、youtubefireはwindowsムービーメーカーの対応駅式であるwmvに変換してくれますのであんまり考えなくても良いですね。




ちなみに、アドレスのwatch?v=以降をコピー&ペーストして変換形式を.wmvにしてConvertを押せばOKです。




必要なファイルがそろったら作業開始です。

まずファイルの読み込みです。左のペインに「ムービー作業」の項があり、そこから「ビデオの読み込み」をクリックして、デスクトップなりマイドキュメントにある自分が用意したファイルをクリックして読み込みます。(意外に動作が軽いことに感動)






読み込みが終わったら編集です。って、クリップをつなげるだけなら、並べるだけですけどね。

特殊効果で必要なのは前後のタイトル&エンドロール、あとはクリップとクリップをつなぐトランジション(フェイドアウトとか、ああいうやつですね)を指定すれば作業の半分は終了です。

スタートにはタイトルをつけたいですから、「ツール」の中のタイトルおよびクレジットをクリックして、図の作業画面を呼び出します。
あとはクリックして指示通りにすればタイトルとエンドロールはつけられます。
(細かい作業は割愛)













あと、トランジションの指定はタイムライン(ファイルをドラッグした画面下の部分)で指定することができます。



左の星印を右クリックして下のダイアログを出します。




「ビデオ特殊効果」をクリックします。








追加したい効果を追加します。





効果についてはいろいろ遊んでみて覚えてください。意外に簡単ですね。
で、出来上がったものをそのまま保存・・・とは行きません。

これを指定の形式に書き出して終了となります。
と、ここで問題が発生。ウィンドウズムービーメーカーではDVDに焼けないんですねー。wmvファイルを作成してしまいます。ISOファイルという形にしなければDVDに焼いてDVDプレーヤーで読み込めません。 ムービーメーカーの使い方、ということなので、ムービーメーカーではここまではできる、という話ということで、別の項でyoutube→DVDの流れを説明します(ごめんなさい!)

英語の教え方研究会

急遽(というか、前々から行くつもりでいたが踏ん切りがつかなかっただけ。)、部活終了後に恵那農業高校で行われた「英語の教え方研究会」に参加してきた。40分遅れでの到着で名古屋外国語大学3年生のSさんの模擬授業を見損ね、質疑応答から参加。ほかの参加者の質疑応答からどんな授業だったかが読み取れるのも、面白いところだった。

S君の授業展開を見ると音読を中心とした授業展開で、最終的なゴールを「生徒に要約を英語で書かせる」ところにもってきていた。「英語で授業」の新指導要領ではこれもひとつのゴール設定として必要だなと思いつつ、まだ読解重視・表現軽視の指導をしている自分には大いに反省点になった。

Input > Outputであるので、Inputの絶対量は保障しなければいけない。ただ、InputがIntakeに転換する活動、また運用できるようにGrammarの育成を心がける、これにはやはり何らかの形で生徒に「英語を使う」機会を保証しなければならない。ただ、後述の西脇先生が言われていた「空読み」=意味を考えずにただ音読する、意味とのリンキングのない音読がInputになってもIntakeにつながりやすい活動かそうでないかというと、分類は難しいところだと思う。音読は回数を重ねて発話に使用される筋肉を鍛えるためには必要で、意味を考えながら英語を再生するのはかなり考えながらやらねばならないため、短時間に回数をこなすトレーニング的なことができない。そのための音読、またIntakeにつながる意味と絡めた音読、ここを「使い分けする」必要がありそうだ。

音読活動の後にディクテーション、そして英文要約と続けていく。英文要約の前にディクテーションをさせるのは賛成。できれば、ディクテーションだけでなく音読筆写も必要だと思う。ディクテーション活動として与える英文の量、書き取らせる対象(文>文(最初の単語と単語数表示)チャンク>数字・単語とタスクレベルを調整する、観点や指導段階によって使い分けをすることも大事だとその後の議論で話がまとまった。

「英語の授業のゴールは何なのか」この問いについて、どうお答えになるだろうか。自分の答えが「単語を覚えること」だったときもあり、それぞれの学校現場、生徒の実態によって変わると思うが、「中学校レベルの構文を自由時座に操り、話を理解し、英語で要約できる」、これに尽きるのではないかと思う。関係代名詞の二重限定を使う必要もないし、相関接続詞なんていう文法項目名を覚える必要もない。要は「それを使って表現できるか否か」であると思う。そのゴールを再び明らかにして、新年度を迎えたいと改めて考えさせられた。

休憩を挟んで西脇幸太先生(恵那農業高校)の実践、「バックワードデザインを意識した授業」についてご提案があった。非常に興味深い話であった。バックワードデザイン、つまりゴールから逆算して毎時間の活動を当てはめていく考え方だ。Life Hackの考え方でも非常に大切な考え方であると思う。

(以下言い訳タイムなので飛ばしてください) ただ、教科書を使って授業をしていると「え~、Open yourt textbook to page15.」と毎回言っていると自分の思考もフォーワードデザイン(いや、将来を見越してではないな、今のことか近視眼的にしか考えていないんだな)になってしまう。言葉として発してるだけでそういう思考になるはずもないのだが常に先を見越して、またはゴールから逆算して考える思考、これに必要なのは自分の指導観であり、ぶれない軸だと思う。あとは、シラバス。シラバスをどれだけ綿密に作れるか、これって大事なんだけど、春休みってそんな時間もない。いや、次年度のことを考えにくくしているんだよね~。転勤の恐怖と学年配当とか・・・。4月1日から怒涛のようにはじめていくんだから。うーん、いいわけだな。でも、次年度の配当がもし1年生ならバックワードデザイン・3年間を見通した指導に質を転換して射掛ければな、と真剣に考えているところ。20代、講師として過した為、その年その年が勝負で長期的視野に立って仕事をしなかったことが習慣化している。そろそろそれは変えるべきだ・・・。(言い訳タイム終了)

DVDによる授業研究では西脇先生の3年目研修での研究授業を元に授業研究・質疑応答を行った。最終目標を「ジェフへの、あなたなりのアドバイスを(英語で)書きなさい」という課題に設定して音読活動、ぐるぐるチェック、筆写と展開し、最後のタスクに入る。書いたもののチェックとかも大変だとは思うが、次期指導要領ではその部分も課題になってくると思われる。そうなると仕事全体の配分も考えていかなければいけないなという考えが頭をよぎる。

いずれにしても、このような機会を毎月作っている鷲見先生・西脇先生には頭が下がる。
次回は自分が高山で発表があるので参加できないと思うが、また参加できたらと思う。

2011年1月19日水曜日

FVLからmp4への変換on Mac

タイトルの内容について質問が電話できたので説明します(おそくなってすいません)

mac上でFLVからmp4へ変換するにはいくつかの作業をしなければいけません。

1)落としたいyoutube上のファイルを探し、urlの
www.youtube.com(以下省略)この後にfireと入れる。

例)http://www.youtube.com/watch?v=-6d3QuaMPg0
http://www.youtubefire.com/watch?v=-6d3QuaMPg0

2)その後はTUBEFIRE 変換ダウンロード下のmp4 (高画質版にしなくても大丈夫です)をクリックします。

3)[変換開始クリック]をクリック *時間帯によっては順番待ちがあります*
4)ダウンロードを始めるをクリック
5)規約に同意してダウンロードをする]をクリック。
6)[PC]にダウンロードする]をクリック(「PCじゃなくてMacだ!」という人もここは辛抱してクリックしてください(笑

7)ダウンロード終了後にi-Tunesにでも放り込んでください。

以上。

テスト

ニュース記事をポップアップ辞書を使って掲載するためのテスト。
http://www.popjisyo.com/WebHint/AddHint.aspx?d=1&e=iso-8859-1&r=j&s=0&du=http%253a%252f%252fwww.m-w.com%252fcgi-bin%252fdictionary%253fbook%253dDictionary%2526va%253d&u=http%253a%252f%252fonline.wsj.com%252farticle%252fSB10001424052748703791904576075450692538030.html

PISA Shockの後・・・


猪瀬氏は言う
(以下引用) よく「5W1H」と言うけれど、日本人の会話にはあまりそれがない。「サッカー好き?」と聞いて、「普通」「微妙」という答えが返ってくる。それでは会話が成り立たないはずだ。(自分の考えを伝えるには)命題を挙げて、根拠を示して説明する。そうすれば違いを認めて分かり合える。数年前に、(事務所にいた)フランス人は、日本語は下手だけど、とにかく論理的に「なぜならば」を説明する。日本人のスタッフが論破されていたよ。(引用終了)
5W1Hを加えて話をするというのは、訓練しだいだと思うのだが、「AゆえにBである」、「BだからAである」という定型句を用いて自分の考えを表現する「訓練」がされていない、または他者が表現に対して「AゆえにBとは必ずしもいいがたい。なぜならばCだからだ」という反論をする訓練もしていない。例では具体的に日本人職員が、どう論破されていたかが書かれていないため、フランス人が適切に論破していたか判断ができない。一読するだけでは一方的に日本人職員が論理的な議論で論破された印象を受けるが、本当にそうなのかは判読できない。一元的な例で偏った判断を読者に促すことは問題であると考える。

(以下引用) 言葉のキャッチボールは、相手を否定することではないよ。やり取りの中で、問題点を絞り込む。新しい疑問が生まれ、その答えを探す。その繰り返しだ。疑問を持つことは大事だよ。相手の言うことに対して、「それはどういうこと? よく分からないからもう一度説明して」と。「なぜ」「どうして」と100回繰り返せばいい。1、2回で、自己主張を始めてはだめなんだ。(引用終了)

この部分についてはおおむね同意できる。自己主張だけでは議論は展開されない。お互いに論点をまず確認し適切に理解されていなければ、そもそも議論が始まらない。

(以下引用) ヨーロッパでは、伝統的に弁証法などを学ぶので、言葉を扱うのも技術だということがわかっている。日本にも実は、俳句とか短歌という「型」があります。今は少ないでしょうけど、僕は子供の時、正月に家で百人一首をやりました。俳句とか短歌は、五七五、五七五七七の中に言葉をはめ込むでしょう。何か光る言葉を探してこないといけない。季語もいります。そういう言葉は辞書を引いたり、本を読まないと出てこないですよ。良い意味の言葉のゲームで、これは「技術」です。「技」と言ってもいい。(引用終了)

論理的な主張や議論の話でしたよね?なぜ、それが俳句とか短歌になるのでしょうか。論理的な主張のための型をここで主張されるのならば理解できるが、それが詩歌の形式と混同するというのは論理的に破綻しているのではないだろうか。

猪瀬氏が言う労働力の流動化によって、使用される言語にかかわらず(つまり、日本語であろうと英語であろうと、そのほかの言語であろうとも)状況によっては相手に誤解のないようにシンプルかつ性格に自分の考えを表現する努力が必要である。それと同時にその努力を果たした相手の考えも正確に理解しようと努めなければならない。その状況下において、論点を明確にして相手の考えに賛同できれば良いし、そうでなければそうではない旨を表現し、その理由も付け加える。それによって相手も自分の考えを見直すことができる。そういうプロセスを教育現場でより丁寧に指導していく必要があると考える。詩歌の形式に習熟することも日本の文化を理解する上で必要であるし、使いこなせればよりよいことに思えるが英語教員としては上記のようにまずは「シンプルに」表現できるベースを身につけさせることが最優先ではないかと考える。


2011年1月18日火曜日

10分ディベート&3分ディベートのあわせ技

今日のOCでかなりうまくいったのでご紹介。

プリントを配布。
10分間ディベートは論題発表から10分でやりきってしまおうという活動。
ただ、いきなり1分間英語で意見を言え!という3分間ディベートは以外にハードルが高い。
ということでプレパ5分を当て、ハンドアウトを用意することで原稿を用意できるという利点がある。
この部分を予習に持ってこればもっと時間は短縮できる。

1.論題発表(できるだけくだらなーい論題が最高!!くだらない論題集を作りたい)
2.プレパレーション5分
3.肯定側1分
4.否定側1分
5.(プレパレーション1分入れた方がスムーズ。10分にならないけど、まぁ細かいことは・・・)
6.ファイティングタイム3分

ファイティングタイムがキモであることは間違いないです。で、ファイティングタイムではじゃんけんし、買った方が発言権を持てるという工夫をしました。(生徒はじゃんけんをするとなぜだかテンションが上がります。なんででしょうか。)

3分の中でよほど運がない生徒は発言権1回も獲得できずに終わってしまう生徒もまれにいますがあまりそれにこだわっても仕方がないので無視します。せっかく、ある程度深めた議論をもっと定着させたりするためにも、3分間ディベートでローテーションしながら数をこなすと良いと思います。

3分間ディベート
1.じゃんけん  winner→肯定 loser→否定
2.肯定側1分
3.否定側1分
4.ファイティングタイム1分

立論が1分もたないペアも出てきますので、1分といいつつ50秒ぐらいの設定でも良いかもしれません。また、1分間というのは意外に生徒にとっては長い、また、スピードアップを図るために3分間ディベートにこだわらずに45秒×3セクションにしてもテンポがよくて良いです。数をこなすことによりほかの生徒のアイディアもシェアできますし、子ども達もかなり熱心にやってくれました。

ちなみに今日の論題は
Ampan-man is more useful than Doraemon. でした。
次回の論題は
Okonomiyaki with rice must be accepted in Gifu.です。
お好み焼き定食ってなんで東海地区では迫害されるんでしょうか?(笑

2011年1月17日月曜日

2011年2月5日(土)達人セミナー@土岐商業高校


場所については図のとおりです。
わからない場合は達人セミナーメルマガ掲載の連絡先に連絡していただければ対応できると思います。

Parallels for mac&bootcamp

先日、auのデータカードが機種自体は無料で契約手数料は次の月課金、なんとキャッシュバック2万円現金で、というキャンペーンにひっかかり購入(携帯料金を下げようと考えて行ったのに笑)いやぁ、販売さんは上手です。しかし、携帯でウェブを見なければ良いわけで、携帯のパケホーダイ<データカードのパケホーダイと割り切って使ってみようかと思います。

しかし、私はmacユーザー。このデータカードはwindowsのみの対応。(日立さん、頼みますよ~)bootcampで立ち上げなおして使っていましたが、データのやり取りが煩雑。しかもプロジェクターで画像をうつしたくてもbootcamp版winとプロジェクターの相性が悪い!

お正月、北海道の高椋先生と福島県の畑中先生のkeynoteによるプレゼンテーションが「超かっこいい!」と思って以来、keynote導入を考えていたら、iwork11はsnowleopard対応ってことでosのバージョンアップしなきゃ→box setが¥12800(i work, ilife,snowleopard同梱!!)ということで即購入、bootcamp版winもこの際、クリーンインストールと作業を進めながら、この段階ではまだbootcamp版winとプロジェクターの相性を探っていました。しかし、parallels for macの存在を知り、また特別勇退価格6800円という低価格から失敗しても良いか、と思い購入。

結果・・・
ネット接続もでき、macos上のwinでデータ通信しながらダウンロード、データをwin&macでやり取りもできるなど、非常に快適な作業環境が手に入りました。これはすごい。2万円弱でこの環境が手に入るとは・・なぜもっと早くに踏み切らなかったのか悔やまれます(笑


2011年1月10日月曜日

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。
年始4日から英語教育達人セミナー@東京、1月9日は英語教育セミナー@岐阜にて金谷先生の講演と非常に良いペースで(というか少し消化不良気味かも)良質のインプットを摂取しております。

時間を見つけながらセミナーのレポートを挙げていこうと思いますが、リクエストがあったHandbreakをつかった動画の変換方法を動画でアップしたいと思います。